【歌詞】愚鈍 – 鉛の愛
鉛の愛
【Lyrics】GUDON – 鉛の愛
忌み嫌われて千里の道を
たったひとりで逃げてきたから
イタイイタイと泣き叫んでも
無視してくれる人すらいない
やっと出会った娘は白痴
くじいた足でまともに歩く
冷たい腕に触れる間もなく
オレの体は腐り始める
血の涙
砂に落ち
憎しみも
枯れ果てる
オマエから死んでくれないか
オマエの死に顔見ればオレも安心して死ねる
土の中には見知らぬ他人
声にならない呻きをあげて
オレが死ぬのを待ち望んでる
未来永劫いじめるために
皮がはげ落ち朽ちた右手に
母にもらったお守りにぎり
ゲロを飲んでゴミを食い漁さり
生きのびんとす我が身がいとし
何も無い
未来さえ
今もなお
捨てきれぬ
絶望の中で死んでいく
オマエの死に顔見ればオレも安心して死ねる
懺悔するヒマもないままに
朽ち果てた希望
誰のため
青い空
今日もオレを避け
頭上にはいつも黒い雲
オマエだけ
オマエ一人だけ
うつろな目
オレを見続ける
全身に苦痛突きさして
眠るんだ
深く眠るんだ
忌み嫌われて千里の道を
たったひとりで逃げてきたから
イタイイタイと泣き叫んでも
無視してくれる人すらいない
何も分からぬ白痴の娘
ヨダレたらして無邪気に笑う
言われたままに体を刻み
キレイキレイとその血をなめる
夕闇の中に立ち
その姿見届ける
赤い夢
オレを虜にする
鉛の愛でオマエを深く沈める夢だった
オマエから死んでくれないか
オマエの死に顔見ればオレも安心して死ねる