ネット副業で使うパソコン(PC)と寿命や買い替え時期は?
パソコンの寿命の基礎
はじめに
ネット副業は、パソコンを使って仕事をするので、これ無くしては仕事になりません。
パソコンが壊れてから、
「買い替えないと!」
と思っても、代わりのパソコンがあれば良いですが、1台のPCしか無いという人も多いことでしょう。
代わりのパソコンが無いと、
- スマホで注文するのはけっこう手間
- 注文からパソコンが届くまでの期間は仕事ができない
- 外注や請負だと依頼先に迷惑をかける
など、様々なリスクも出てきます。
なので、正しいパソコンの寿命を知ることで、前もって買い替え時期を把握して、リスク回避が行えます。
ハードの寿命
ハードウェアの寿命としては、
- パソコン
- モニター
- 周辺機器
- バッテリー
などの寿命というのが気になるところです。
ソフトの寿命
ネット副業の仕事では、ExcelやWordのようなOffice製品を使っている場合も多いです。
ソフトの寿命というのは、
- サポート期限
- 保証期限
のことです。
フリーランスで副業を行っている人は特に、外注先や請負の依頼先に、
- Excel
- Word
- PowerPoint
での提出を依頼されるケースも少なくありません。
その場合に、サポート期限が切れたバージョンの低いファイルでの提出を行うと、信用を失いかねません。
一度信用を失ってしまうと、二度と依頼はされなくなってしまう可能性があります。
なので、常に最新のOffice製品を使うなら、毎月の料金は少し高いですが、Office365を利用しましょう。
一度購入すれば、永久ライセンスがもらえる製品なら、Amazonや楽天などでも比較的お安く購入できます。
ただ、永久ライセンスと言っても、サポート期限というのは主に10年程度なので、10年後には買い替える必要が出てきます。
Office製品の価格が、平均すると4万円弱なので、年間4千円と思えばそれほど高い値段でも無いと思います。
また、OSが新しいバージョンになった時には、古いOffice製品は対応していない可能性もあるので、その時にはまた、新しい製品に買い替えの必要が出てきます。
副業では、個人で経費なども管理する必要があるので、このような消耗品の経費も念頭に置いて行っていきましょう。
具体的なパソコン周辺機器の寿命
デスクトップPCの寿命
デスクトップパソコンの寿命としては、どんな機械もそうですが、
- 使用頻度
- 使用負荷
によって変わってきます。
会社のパソコンでも、個人のパソコンでも、9時~5時6時までフルに使い続けたとすると、およそ5年程度の寿命です。
副業で、1日数時間しか使わない、土日もフルには使わないとか、フルに使うのは土日程度という場合は、7年~10年の寿命を目安にしてください。
デスクトップPCの買い替え目安
デスクトップパソコンの買い替え時期は、
フルに使用 | 5年を過ぎたら |
---|---|
数時間の使用 | 7年を過ぎたら |
を目安に考えると良いでしょう。
ノートPCの寿命
ノートパソコンの寿命としては、一般的にデスクトップよりは短いと考えてください。
どうしてもノートパソコンは、持ち運んで移動させるので、精密機械にはわずかな衝撃でも負担がかかる場合が多いんです。
なので、フルに使うと2年~5年程度、数時間の使用なら5年~7年程度を目安にしましょう。
またノートパソコンは、デスクトップパソコンに比べて、
- 熱に弱い
- 衝撃に弱い
ことで、目安の寿命より早く壊れてしまう可能性もあるので、使用する時や持ち運ぶ時には、熱や衝撃に注意してください。
ノートPCの買い替え目安
ノートパソコンの買い替え時期の目安としては、正直なところ難しいところです。
個人的には、5年を目安にすると良いと思います。
ただ、ノートパソコンは使う人や使い方によって、寿命が大きく変わってしまうので、ご自身の使い方から寿命を考えてみてください。
モニターPCの寿命
モニターの寿命は、こちらはデスクトップパソコンと似ています。
およそ5年~10年の寿命と言われています。
私の経験では、今まで使用してきたモニターの寿命は、フルに使っていても7年~10年くらいだったので、5年で壊れるのはちょっと早い印象があります。
モニター買い替えの目安
モニターの買い替え時期としては、7年くらいを目安にしても良いと思います。
バッテリーPCの寿命
ノートパソコンを利用する人には、バッテリーの寿命というのも重要です。
一般的なバッテリーの寿命は2年~3年と言われています。
バッテリーの寿命も、ノートパソコンと似ていて、熱や衝撃に弱いという側面があります。
なので、1年くらいで使えなくなってしまう、充電しても直ぐに落ちてしまう、という感じで早く壊れる可能性もあります。
バッテリーについては、買い替えの時期というよりは、交換用に予備バッテリーを持っておくことをお勧めします。
周辺機器の寿命
ここで説明する周辺機器の寿命とは、基盤関係も含めます。
- マザーボード
- メモリ
- ハードディスク
- グラフィックボード
- ドライブ関係
- 電源ユニット
- ファン関係
などなど、種類はたくさんあります。
それぞれ、凄く雑かもしれませんが、5年~7年程度の寿命を目安に考えてください。
デスクトップパソコンの寿命と似ているというか、デスクトップパソコンの寿命のほとんどが、マザーボードの寿命やそのたのパーツの寿命という場合が多いのです。
このマザーボードやパーツやグラフィックボードなどの周辺機器の寿命は、ほぼパソコンの寿命と考えても良いでしょう。
その理由としては、1つのパーツや部品が壊れると他のパーツや部品もすぐに寿命が来るケースが多いんです。
なので、パーツや部品を交換しても、必ずどっかしらの別の個所がまた壊れ、最終的にはパソコンの買い替えとなります。
そうなると、先に交換したパーツや部品の価格分が無駄になる可能性も出てきます。
パーツや周辺機器が壊れ始めたら、上記の寿命を目安にパソコンの買い替えを検討することをお勧めします。
パソコンの寿命を延ばす方法
PCの寿命とソフトの関係
パソコンの寿命には、パソコンで使用しているソフトウェアの負荷が大きく関わってきます。
Windowsパソコンを使っている人なら、
タスクマネージャー > パフォーマンス
という画面を見たことがある人もいると思います。
Macは分かりません、ごめんなさい。
パソコンの使用時に、このパフォーマンス画面で
- CPU
- メモリ
- GPU
の使用率というものが確認できます。
スペックの低いパソコンで、常に高い使用率でパソコンを使っていると、それだけパソコンへの負荷がかかるので、おのずと寿命も短くなります。
パソコンの寿命を延ばすには、この負荷を減らす必要があるわけです。
同じように1日フルでパソコンを使っていても、この負荷によってかなり寿命が違ってきます。
一概には何年など言えませんが、ソフトウェアの負荷というのが、パソコンの寿命には大きくかかわっているのです。
BTOパソコンで寿命を延ばす
パソコンの買い替えでは、
- 安いパソコンを購入し早く買い替える
- 少し高くてもスペックの高いパソコンで長持ちさせる
という2つのケースに分かれます。
企業は主に安いパソコンで、できるだけ長持ちさせたいと考えます。
しかし、個人では、特にネット副業をする人にとっては、安いパソコンというのはリスクやコストにもなります。
安いパソコンというのは、やはりスペックが低いのでソフトウェアの負荷も大きくなります。
その分、寿命も短くなるので、フルに使っていると本当に5年でビタっと壊れるケースが多いです。
フリーランスや個人副業でのリスクやコスト
壊れる前に買い替えられると良いのですが、フリーランスの場合は相手先に迷惑をかけたり、個人副業の場合でも作業できない期間が出てしまうなど、リスクになります。
「なぜコストも?」
と思った方もいるかもしれませんが、スペックの低いパソコンで作業を行っていると、どうしても作業効率が落ちます。
会社では、スペックの低いパソコンで作業効率が落ちていても、実際に自分の収入には影響が出ません。
しかし、フリーランスや個人副業は違います。
作業スピードというのは、フリーランスや個人で副業をする人にとって、時給換算すると大きく時給が変わってしまうからです。
この感覚が無いと、めちゃくちゃ安い割に合わない仕事でも、誤って受けてしまう可能性が出てきます。
収入と割に合わない作業を行ってしまうかもしれません。
そのため、フリーランスや個人副業の場合は、出来る限り高いスペックのパソコンでの作業を行うことをお勧めします。
作業効率が上がれば、おのずと時給換算したときの時給が上がってきます。
なぜBTOパソコン?
BTOパソコンとは、「Build To Order」の略なんですが、分かりやすく説明すると、
「自分の好みのスペックで発注するパソコン」
という感じで、自分の作業環境に合った高スペックパソコンを、比較的安く購入できるわけです。
例えば、カスタマイズして高スペックにしたパソコンの価格が、
BTO | 15万円 |
---|---|
メーカー | 25万円 |
と、ざっくりですが10万円くらい差が出る場合が多いです。
自作パソコンの方がもっと良いのですが、フリーランスや個人副業の人がパソコンの自作知識から学ぶのは非効率的なので、BTOパソコンというのはお勧めです。
まとめ
パソコン(PC)の買い替え時期
パソコン(PC)の買い替え時の買い替え時期としては、
パソコン(PC) | 買い替え時期(目安) |
---|---|
デスクトップPC | 5年 |
ノートPC | 3年~5年 |
くらいを目安に考えると良いでしょう。
パソコン(PC)買い替え時期の時間計算
デスクトップPCの場合
私の経験上、会社でパソコンを使っていた時も自宅でパソコンを使っていた時も、デスクトップPCについてはそれほど買い替え時期の目安は変わりません。
会社勤めしていた時には何台もパソコンを買い替えましたが、本当に計ったように5年くらいで起動しなくなることが多かったです。
1年は約52週間として計算します。
会社のパソコンの場合なら、週休2日の会社で1日8時間労働で、1日の平均残業時間が2時間と仮定すると、1年で単純計算すると2,600時間の使用になります。
昼休憩の時間もパソコンを起動したまま何かをしているとすると、約3,120時間になります。
自宅のパソコンでも、同じように使用時間を計算してみてください。
平日は仕事から帰って1時間、土日は6時間前後、という使用時間なら、約3,120時間くらいになります。
なので、5年くらい使用しているパソコンなら使用時間を計算してみて、2,600時間の使用時間を超えてるようなら、買い替えを考えると良いでしょう。
ノートPCの場合
ノートPCの場合には、移動させることが多い場合、やはり衝撃が加わる可能性もあり、寿命を縮める原因になるので、ハッキリと5年を目安とは言い切れません。
もし、ほとんど同じ場所で移動頻度が低いノートPCであれば、デスクトップPCと同じような計算をしてみてください。
移動頻度が高いのであれば、3年程度を目安に早めに買い替えることをお勧めします。