努力が才能に勝てない理由
才能を理解するための基礎

多くの人は才能を理解してない
「努力は才能に勝てないのか?」
という疑問を持つ人の多くは、「才能」というものを理解できていない場合が多い。
才能の定義を詳しく知りたいと言う人や、才能の定義を理解したいと言う人は、
>> 超一流になるのは才能に決まっている!努力では無理な理由
のページの方も参考にしてみてください。
才能の差
人間には、持って生まれた才能の差というものがあります。
これはもう、科学的にも証明されていることです。
そして、その才能というものは遺伝します。
そのため、デザイナーベイビーなど、ゲノム編集された人間を生み出すことが問題視されているのです。
では、この才能の差というのは具体的にどういうのもなのか、というのを説明していきます。
具体的な才能
辞書などに書いてある、才能の説明や定義については、ここでは置いておきます。
調べてもどうせ、パッとした答えは書いてありません。
具体的な才能というのは、
- 時間
- 発想力・応用力
- 機転・対応力
- キャパシティー(器)
などが大きく関係してきます。
例えば、
「上手な絵を描けるようになってください」
という作業が与えられた時に、どのくらいの時間で上手になり、どんな方法で上手になり、下手な部分をどう補うのか、など10人に教えても10人の成長が同じにはなりません。
成長が速いひ人もいれば、成長が遅い人もいて、全く上手にならない人すら、いるものです。
これは全て才能によるもので、これが才能の差なんです。
才能と時間の関係
才能による時間の差
才能によって、
- 答えに到達する時間
- 目標に到達する時間
というものが変わってきます。
例えば初心者の人に、
「100Kgのバーベルを上げられるようになる」
という目標を与えた時、どのような違いがあるのか。
まず、体の組織です。
人によって、
- 筋肉量
- 筋肉の質
- 筋力
- 体脂肪率
- 体力
- 持久力
など違うものですが、この上記の計測がほぼ同じ人間が行ったとしても、遺伝子の違う全く別の人間では、まず同じ結果にはならないということです。
同じ回数を一緒に同じ時間内で行えたとしても、同じスピード(期間)で100Kgの目標に到達することは、ほぼほぼありません。
さらに、その目標に到達するまでのトレーニング方法を、別々に考えさせた場合でも同様です。
最短で100Kgを持ち上げられるようになるまでの、効率的で効果的なトレーニング方法にたどり着くまでの時間にも、必ず差が出ます。
人によっても、その日によっても、努力する時間は同じになりません。
必要な時に必要な時間内で結果を出せる、というのが才能なんです。
才能は簡単には説明できない
持って生まれた才能
持って生まれた才能については、物心ついた時には既に備わっているものです。
例えば、才能がある人のよく聞く話しで、
『小さい頃からそうだった』
『子供の頃から何となくやってた』
など、「努力」なんて言葉を知らない幼少期に、既に備わっていて開花し始めているのが、持って生まれた才能というものなんです。
長い時間をかけた才能
短期間で何かを極められる人が、一般的には才能ある人と言われます。
しかし稀に、時間をかけて極めると凄い才能を発揮する人がいます。
職人や芸術家など、物を作る仕事の人に、そんな才能の人が多い気がします。
【好きこそものの上手なれ】
この道10年、20年、なんて人が凄い作品などを作り出す。
これはきっと、才能というものにも種類がある、ということを証明しているのかもしれません。
努力で上達する事
努力で上達させた能力を、才能というかどうかは難しいところです。
才能には、
- 持って生まれた才能
- 長い時間をかけて備わる才能
- 成長期に成長する才能
があります。
経験や豊富な知識や運動能力など、長い期間をかけて才能を育てるということがあります。
これが、才能か、ただの能力か、というのは、出来上がった作品や行った行動のレベルの高さという、人間の感覚的なものとも言えます。
記憶力と知識
記憶力や知識にも、もちろん差はあります。
これこそキャパシティー(器)の大きさがものを言う感じですが、けっこう努力でも伸ばせる部分です。
高い知識というのは、高い記憶力とも言えます。
高い記憶力を持つことが才能であるなら、その高い記憶力を努力して極めても才能ということになります。
例えば、才能がある人の記憶力や知識の平均を10とした時、努力でも10や12などの知識や記憶力を持つことは可能です。
なので、あたかも努力の人が才能あるかのようにも見えるわけです。
しかし、努力が出来る才能という意味での才能なら、才能があるとも言えるでしょう。
発想力と応用力
また、知識と言っても2つの知識があります。
- 勉強して得られる知識
- 経験から得る知識
です。
この勉強から得た知識と経験から得た知識を、どう結び付けるかというのが才能なのです。
凡人のほとんどは、経験からの統計的行動で知識を使います。
言い過ぎかもしれませんが、自分で、
「こういう時にはこうする」
という感じで、決めてパターン化して行動してることが多いんです。
しかし、才能がある人は、自分の持っている知識と経験から、効率的に柔軟に行動するのです。
知らない答えを導きだす才能
東進ハイスクールのCMで「いつやるの?・・・今でしょ!」でブレイクした林修先生。
この人の凄さがわかるシーンが「今でしょ講座」という番組でありました。
私は頭が悪く、講座の内容はほぼ記憶に無いのですが・・・
こんなことがあったということだけ紹介します。
本郷和人教授が、林先生が絶対解けないだろうという、やらしい問題を出したのですが。
本郷教授は歴史の先生で、たしか戦国時代とか武将とか織田とか徳川とか、そんな話題だった気が・・・
ごめんなさい。。
まぁとにかく、林先生も知らない分野の話しを本郷先生が林先生に教えていて、その時の林先生へのクイズなんです。
全くしらない分野で知識も無いのに、林先生は自分の持っている知識を結び付け、
「こんな事が起きたんじゃない?」
みたいな答えを出したんです。
その時の本郷先生の悔しそうな顔は、忘れられません。
本気で、
「なんだよもぉ~」
「林先生、何でわかっちゃうんだよぉ~」
って凄く悔しそうにしていました。
この林先生の才能というのか天才というのか、この持っている知識を結び付けて答えを導く力というのは、才能があると言われている人でも、なかなか難しいことなんです。
頭が良くても仕事ができない人のことを「頭でっかちの無能」とか「頭でっかちの知識人」など言いますが、頭が良いだけなら努力だけなんですよね。
才能というのは、その努力で身に付けた知識や経験をどう活かすかということに長けてる人のことなんです。
機転と対応力
機転というのは、発想力と似ています。
瞬間的に「こうしようっ!」「こうだっ!」ってわかっちゃうんです。
これも知識や経験からくる行動の一つで、知識や経験を結び付けられる才能の一つなんです。
この結びつける才能というのは、いくら努力をしても不可能です。
努力が才能に勝てない理由
色んな説明を読んで頂いた方なら気付いたかもしれませんが、才能というのは説明が難しい。
しかし、才能というのが少しでも理解出来てくれば、いくら努力をしても才能が無ければ不可能なことが多い、ということに気付いたのではないでしょうか。
【努力は才能を凌駕する】
という言葉もありますが、それは本当に才能を凌駕しているわけではありません。
才能がある人に努力をされたら、そりゃ勝てませんよ。
努力は才能を凌駕できるのは、才能がある人にも引けを取らない程度の成長が、努力で可能という感じで、決して才能に勝てるというものではありません。
無念なことかもしれませんが、この世の中は才能で決まってしまいます。
しかし、才能がある人が必ず、努力も上手とは限らないので、努力を怠らないことも重要です。
努力をしない才能ある人を見下せるのは、努力をした人の特権でもあります。