【SEO対策】Googleのコアアルゴリズムアップデートの種類
Googleのコアアルゴリズムアップデート
アルゴリズムとは?
アルゴリズムは一般的には、問題や課題を解いたり解決するための計算手順のこと。
ITでは、プログラムの操作手順や処理手順のことをアルゴリズムと言います。
コアとは?
コアとは、核になる部分や中心部のこと。
Googleのコアアルゴリズムとは?
Googleのコアアルゴリズムは、検索エンジンの核になるプログラムの部分になります。
検索結果を出す時の条件や計算や処理を、どんな手段や方法でプログラムを作るかを決める部分という感じです。
コアアルゴリズムアップデートとは?
Googleのコアアルゴリズムアップデートは、検索結果の精度を向上させることを目的とした更新プログラムのことです。
検索ユーザーにとって、どんな結果が望ましいか、その結果が正確か、などの品質を向上させるために、頻繁にアップデートを繰り返しています。
コアアルゴリズムアップデートの種類
Googleのコアアルゴリズムアップデートには、種類がたくさんあり、それぞれが違う目的で行われていたり、ユニークな名前が付いたアップデータもたくさんあります。
白黒付けるという意味で『パンダ』
パンダアップデート
パンダアップデートとは、品質の低いコンテンツに対して評価を下げる目的としたアップデートです。
品質の低いコンテンツとは、
- 他のサイトから記事をコピーしたページ
- キーワードだけ記載された内容の無いページ
- キーワードだけ変えて同じ記事を使いまわしているページ
など、検索ユーザーにとって有益では無いと考えられるページのことです。
Googleの検索エンジンは、当初はキーワードマッチを重視していたため、故意にキーワードだけマッチさせて検索結果の上位に表示させるというSEO対策が行われていました。
そのため品質の低いコンテンツが増えたことで、2011年にかなり大規模なアップデートとして、話題にのぼりました。
ペンギンアップデート
ペンギンアップデートとは、簡単に言えばバックリンクに対する評価を下げることを目的としたアップデートです。
Googleの検索エンジンでは、人気投票的な評価で検索順位が上がるというものがありました。
人気投票的というのは、多くのサイトにリンクが掲載されているということは、人気でユーザーにとっても有益なサイトではないか、という考えから組まれたアルゴリズムです。
しかし、SEO対策会社やアフィリエイターによる自作自演で、自前で多くのサイトを作り自身のサイトのリンクを掲載することで、人気者を装い検索順位を上げるという手法が横行しました。
そのため、サクラサイトのインデックス削除や、そのサクラサイトに掲載されているサイトのインデックス削除、というものを主に行ったアップデートです。
ヘルプフルコンテンツアップデート
ごく最近、Googleが行ったアップデートで、当初はヘルプフルコンテンツアップデートと言われていた、正式名が『ヘルプフルコンテンツシステム』というアップデートを行いました。
例えば、
「〇〇の真相は?」
というようなタイトルのサイトで、コンテンツでは結局真相はわかりませんという、釣りタイトルのページやサイトの評価を下げるアップデートです。
検索エンジンで検索する目的としては、疑問に対する答えを求めることが多く、答えが無いコンテンツはユーザーにとって有益ではないという考えから行ったアップデートです。
まとめ
その他にも、対話型検索に対応するための『ハミングバードアップデート』や、表示スピードに対する評価として『スピードアップデート』など、評価を下げることを目的としたアップデートも大規模に行われてきましたが、評価を上げることを目的にしたアップデートや、スマホや音声に対応したアップデートも行われています。
現在のGoogle検索エンジンは、検索結果の正規化というと疑問が残る部分もありますが、検索結果の多様性という考えから、かなりSEO対策業者や無益なアフィリエイターサイトの排除には成功しています。
それでもまだまだ、SEO対策業者やアフィリエイターとの攻防は続くことでしょう。
しかしアルゴリズムの精度はグングン上がっているので、人の目で精査した検索結果と変わらない結果をロボットが出してくる日も、遠くないのかもしれません。