【音楽用語】音階とは?全音階と半音階?
音階とは?
音階
音階とは、その字のごとく音の階段と表現されています。
ピアノの鍵盤の場合、1オクターブの全音階と半音階の12音を音階と言い、1つずつ音の高さが上がったり下がったりする状態を階段に例えています。
また楽譜では、曲のメロディで不規則に並んだ音の状態も音階と言います。
音階は、英語でスケールとも言いますが、単純に音階と説明できなかったりします。
スケールについて詳しくは、下記のページも参考にしてください。
半音階
上記の画像では、『ド』と『レ』は白鍵同士で隣り合っていますが、間に黒鍵があります。
この白鍵から間に入っている黒鍵、『ド』から『ド#(レ♭)』に音が上がることを半音階と言います。
または黒鍵から隣の白鍵、『ド#(レ♭)』から『レ』に音が上がることを半音階と言います。
『ド』と『レ』の音符で説明すると、と、音が半音階上がったということです。
ちなみに、『ミ』と『ファ』の間には黒鍵が無く、隣り合った1音上がっているので、『ミ』から『ファ』に音が上がるのは半音階となります。
また、『シ』と『ド』の間にも黒鍵が無いので、同様に『シ』から『ド』に音があがるのも半音階となります。
全音階
上記の画像では、『ド』と『レ』と『ミ』が白鍵同士で隣り合っていますが、それぞれの間に黒鍵があります。
白鍵同士の『ド』から『レ』、『レ』から『ミ』の音に上がることを全音階と言います。
また黒鍵同士の『ド#(レ♭)』から『レ#(ミ♭)』に音が上がることも全音階と言います。
半音階と全音階まとめ
凄く簡単に説明すると、
- 12音で区切られた音の階段を1つ上がることを半音階
- 12音で区切られた音の階段を2つ上がることを全音階
となります。
音階を作った人~ピタゴラス
音階という、音の高さを12個に区切り1オクターブとした人は、数学者として有名なピタゴラスさんです。
しかし、
- なぜ音を12個に区切ったのか?
- なぜ12個なのか?
- なぜ名前が付いた音は7個だけなのか?
など、よく分かっていないそうですが、この音階を作ったことによって音楽や作曲の発展するスピードが格段に上がったことは、凄い革命なんです。
ピタさんめっちゃ凄い人!
ちなみに、『ド』から次のオクターブの『ド』まで13個なので、階段で言うと13階段なんですが、あの13階段と何か関係があるとか無いとか、信じるか信じないかはあなた次第です。。