Windows11と作業用SSD(旧HDDのパーティション感覚)
Windows11と作業用SSD
SSDとは?
SSDは、『Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)』の頭文字を取ってSSDと言い、HDD『Hard Disk Drive(ハードディスク・ドライブ)』に変わる記憶媒体(記憶装置)です。
HDDとSSDの違い
HDDとSSDの大きな違いは、
記憶媒体 | 記憶装置 |
---|---|
HDD | 磁気でデータに読み書きを行う |
SSD | メモリチップにデータを読み書きする |
となります。
メリット・デメリット
HDDは、高速で回転する円盤のようなディスクに読み書きするため、
- 衝撃でデータが壊れる
- 読み書きの速度が遅い
- 動作音が大きい
などのデメリットがあります。
SSDは、メモリチップに読み書きするのでHDDのデメリットが無く、
- 衝撃に強い
- 読み書きが速いく
- 動作音が無い
というメリットがあります。
Windows8が出たころのSSDは、読み込みは速かったのですが書き込みが遅く、まだまだHDDの方が人気でした。
しかし、Windows11の時代にはSSDの読み書きはHDDの10倍以上ということで、もうHDDを好んで使う人もいないことでしょう。
もし古いパソコンを使っている方なら、新しいパソコンに買い替えることをお勧めします。
Windowsの起動終了がめちゃくちゃ速いし、SSDの読み書きが速いのでアプリケーションの起動や動作もめちゃくちゃ速いんです。
副業で作業を行う時も、今までのパソコンで感じていたストレスがほとんどありません。
ほとんどとした理由は、Windowsの相変わらずの仕様変更等だけなので、動作としては全くストレスを感じません!
HDDとSSDの速度比較
比較とは言っても、パソコンの環境や使用するHDDやSSDによって大きく変わってしまうので、私の今と1つ前のパソコンを比較します。
1つ前のパソコン
記憶媒体 | 速度 |
---|---|
HDD (5,400rpm) | 160MB/s |
HDD (7,200rpm) | 220MB/s |
今使っているパソコン
記憶媒体 | 速度 |
---|---|
SSD (M.2 NVMe Gen3) | Read/Write: up to 1,800/1,500 MB/s |
SSD (M.2 NVMe Gen4) | Read/Write: up to 6,600/5,000 MB/s |
比較した結果
1つ前のパソコンはBTOでWindows7で購入し、OSをインストールしているHDDが7,200rpmで、作業用HDDが5,400rpmを内蔵していました。
今のパソコンはBTOでWindows11、OSをインストールしているSSDがGen4の1TB、作業用SSDがGen3の512MBを内蔵という感じです。
上記の表の通り、SSDはHDDの10倍以上の速度で読み書きしてくれます。
ゲーミングパソコンを使っている人は、私の環境の倍以上の速度のSSDを使っていて、ビデオカードも私は内蔵ですがスロットルの良いものを使っているので、相当速いんでしょうね。。
ちなみに私はDTM程度なので、それほどの性能は必要無いので、BTOと言ってもSSDくらいの変更しか行っていません。
メモリやビデオカードも、必要になったらネットで購入して増設など行えば良いし。
他にもCPUやメモリなどの性能も上がっているので、パソコンの動作にストレスを感じていたり、CPUが第7世代付近のパソコンを使っているなら寿命が近いので買い替え時です。
SSDの価格
SSDの価格も性能の良いものを買うとなるとキリが無いので、私のパソコンでのSDDの価格とします。
OSがインストールされているSSDはBTOで仕様変更する時にちょっとだけ良いものに変更したので、標準に13,000円くらいプラスして購入しました。
作業用はネットで6,000円ちょいのものを購入し、ヒートシンクと合わせて8,000円弱くらいになりました。
SSDの性能は上記の通りです。
まとめ
CPUの世代
CPUの世代は、Intelの場合ですが、PCのプロパティを開くと『プロセッサ』の欄にCPUの『Intel(R) Core(TM) i9-12900 2.40 GHz』などの仕様が載っています。
この『i9-12900』の12900という数字の下3桁を取って、頭の12で第12世代となります。
以前のパソコンは『Intel Core i7-7700 3.60GHz』なので、下3桁を取って第7世代という感じです。
上記ページにパソコンの寿命について記載してますので、パソコンの買い替え時期など参考にしてください。
作業用SSD
私は以前からOSがインストールしているディクスで作業することに抵抗があるので、作業用のディスクは別に内蔵しています。
HDDの場合、当初はパーティションを区切っていたのですが、HDDが安くなった時に別に内蔵してリスク分散を行いました。
SSDもおそらく同じで、OSがインストールされているディスクで作業していると、寿命も早くなりやリスクも大きいと思うので、SSDを別に内蔵することをお勧めします。
SDDを外付けにする時の注意点
外付けのSDDはメモリスティックと同じ扱いになるので、取り外しには注意してください。
必ずWindowsの、
『ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す』
という方法で、取り外しの操作は行いましょう。
そのまま抜いて取り外してしまうと、データが消滅して大変なことになりかねませんので。